ＪＲ西日本は１４日、東海道・山陽新幹線の新型車両「Ｎ７００Ｓ」を２０２４―２６年度に４編成追加投入すると発表した。ＪＲ西所有のＮ７００Ｓは従来比２倍の８編成になる。追加投入に伴い従来車両「Ｎ７００」４編成を同じく２４―２６年度に従来の半分となる８両編成に短くする改造工事を行い、山陽新幹線の「こだま」として新大阪―博多間で運用する。改造工事で８両の新造に比べ５０億円以上コスト削減になる。具体的な投資額は非公表。

Ｎ７００ＳはＮ７００に比べて消費電力量７％減、地震時のブレーキ距離５％短縮などの性能向上が図れるため増備する。

改造工事は博多総合車両所（福岡県那珂川市）で行い、車いすスペースを３席増の４席とする。現在８両編成で運用している「５００系」６編成のうち４編成を２６年度末までに廃止する。