アルプス電気が海外の展示会に出展攻勢をかける理由

IoTで存在感高まる。来年の米CESにも初参加

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アルプス電気は海外で出展加速(シーテック2015のブース)
 アルプス電気は海外展示会への出展を積極化する。2017年1月に米ラスベガスで開かれる世界最大規模の消費者向け技術の総合展示会「CES」に初出展するなど、16年度の海外主要展示会への出展回数を前年度比約2・5倍の10回に増やす。主にモノのインターネット(IoT)や社会インフラ向けのセンサーを提案する。海外展示会への出展機会を広げることで、海外でのブランド力を一段と向上させる。部品事業の拡大につなげる。

 16年度はCESのほか、8月に中国・深センで開催されるエレクトロニクスの総合展示会「ELEXCON(エレクスコン)」など計10件の海外展示会に出展する計画。このうち6件は初出展となる。自社開発の材料を使った社会インフラの運用に役立つ電流センサー、IoTを使った製品やサービスの実現に欠かせない温度や湿度などを検知できる各種センサー、無線通信モジュールなどを紹介する。

 アルプス電気の14年度の海外売上高比率は81・5%。大手スマートフォンや自動車、車載機器メーカー向けにスイッチなどを供給し高いシェアを誇る。近年は部品事業の拡大に向けて、スマホや車分野に加え、IoTや社会インフラなど部品が多用される新分野の開拓に力を注いでいる。

 両分野についても海外メーカーとの新規取引や採用拡大を狙うために、知名度を高める必要があると判断。日本の展示会だけでなく、海外展示会への出展を積極化することを決めた。

日刊工業新聞社2016年3月22日 電機・電子部品

COMMENT

明豊
デジタルメディア局
局長

今年のCESもIoT一色で、TDKのトップも商談で出向いていたり部品メーカーのビジネス機会が大きく広がってきていることを実感。シーテックも今年から衣替えするが、頑張らないと。

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