東海東京FHDの投資運用会社に地銀7行出資
マイナス金利の影響色濃く。問われる運用責任
東海東京フィナンシャル・ホールディングス(FHD)は、2015年8月設立した投資運用会社「オールニッポン・アセットマネジメント(ANAM)」に対し、2億5000万円の追加出資を行った。これで東海東京FHDの出資比率は39・1%となる。同時に山口フィナンシャルグループ(FG)など地銀7行も出資した。投資運用業の登録手続きを終えた上で、4月にも営業を開始する予定だ。
マイナス金利下で地銀を取り巻く経営環境が厳しくなる中、地銀はANAMを通じた投資で安定収益の確保を狙う。将来は地銀顧客向けの投資信託組成も目指す。
ANAMに出資する地銀は山口FGのほか、秋田銀行、山陰合同銀行、十六銀行、西日本シティ銀行、広島銀行、山形銀行の7行。各行1億円出資し、出資比率はそれぞれ8・7%。日本政策投資銀行も年度内をめどに出資を予定している。
マイナス金利下で地銀を取り巻く経営環境が厳しくなる中、地銀はANAMを通じた投資で安定収益の確保を狙う。将来は地銀顧客向けの投資信託組成も目指す。
ANAMに出資する地銀は山口FGのほか、秋田銀行、山陰合同銀行、十六銀行、西日本シティ銀行、広島銀行、山形銀行の7行。各行1億円出資し、出資比率はそれぞれ8・7%。日本政策投資銀行も年度内をめどに出資を予定している。
日刊工業新聞2016年3月21日3面