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燃料電池技術で低コスト化…千代化・トヨタ連携、大規模水電解システム開発

燃料電池技術で低コスト化…千代化・トヨタ連携、大規模水電解システム開発

共同開発する水電解システム(イメージ)

千代田化工建設は、トヨタ自動車と大規模水電解システムを共同開発すると発表した。戦略的パートナーシップ構築の協業基本合意書を結んだ。トヨタの水電解セル・スタックの量産技術と千代田化工のプラント設計・建造技術を融合し、世界最小サイズのセル・スタックを多数並べた高効率システムを実現する。

セル・スタックの原単位あたりの水素製造能力は毎時約100キログラム。トヨタの本社工場(愛知県豊田市)の水素実証施設に2025年度から導入を始め、27年度に商用生産を始める計画。千代田化工は脱炭素の新規事業を創出して石油・ガス分野への依存度を抑える戦略で、今回もその一環となる。

トヨタは燃料電池技術を用いたセル・スタックを持つ。原単位の設置面積(2・5メートル×6メートル)は一般的な設備の約半分で済むため、高効率な水素製造や工事のコスト抑制が見込める。

27年度に商用生産、28年度に量産を始める計画。製造する水素はトヨタ社内の活用や外部への販売を構想する。将来的には原単位の製造能力を2倍に拡大する予定。

グリーン水素は再生可能エネルギー由来の電力で水を電気分解して製造するため、水電解システムの導入拡大が必要になる。


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日刊工業新聞 2024年02月06日

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