キヤノン、本業のプリントでも負けません!

インドの直営店で写真アルバム印刷サービスを開始

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商業印刷機「ドリームラボ」の拡販を狙う
 キヤノンはインドで、写真アルバム作成サービスを始める。6月までにインド国内の直営店「キヤノンイメージスクウェア」の二十数店舗に、注文システムを導入する。インドではウエディング市場の規模が大きく、1度の結婚式で大量のアルバム需要が見込める。サービスの開始で市場を取り込むと同時に、印刷需要の増加に伴う商業印刷機の拡販を狙う。写真アルバム関連で、年率20%の売り上げ成長を目指す。

 印のキヤノンイメージスクウェアは現在176店舗あるが、年末までに240店舗まで増やす計画。そのうち4分の1程度まで写真アルバム印刷サービスを導入する予定だ。事業の拡大が見込めれば、直営店の全店舗でサービスを導入することも視野に入れる。

 店舗の一角に注文端末を設置し、顧客はアルバムに載せる写真やレイアウトなどを選びながら注文する。完成イメージもその場で確認できるほか、店舗によってはその場で受け取れるようにもする。アルバムの印刷は、キヤノンの商業印刷機を抱える印刷業者に委託する。サービスを拡大して、商業印刷機を導入する印刷業者の数も増やしていく構えだ。

 インドのウエディング市場は年間400億ドルとも言われ、経済成長や人口増加に伴い、さらに拡大する可能性がある。また写真やアルバム、招待状などにお金をかける傾向があり、キヤノンはデジタルカメラと商業印刷機の両面で成長市場を取り込む。写真からプリントの好循環を生み出し、事業拡大につなげたい考えだ。

2016年3月18日電機・電子部品面

COMMENT

政年佐貴惠
名古屋支社編集部
記者

東芝メディカルや次世代半導体露光装置「ナノインプリント」で話題のキヤノンが力を入れる事業の一つが、チラシやカタログ、アルバムなどを印刷する商業印刷機。オフセット印刷からデジタル商業印刷への置き換えを狙える成長市場で、他の事務機メーカーもこぞって参入、事業強化に乗りだしている。例えばコニカミノルタやリコーは印刷だけでなく販促物の企画から入り込むべく、企業買収を実施。印刷物の品質や印刷スピードに加えて、これからはサービスとからめた提案がより重要な競争軸になるだろう。ちなみにインドの結婚式ではお婿さんが白馬に乗って登場し、何日間も夜通しで宴が続くそうです。

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