ブリヂストンが高性能タイヤ投入、静粛性高めた技術の中身
ブリヂストンは23日、プレミアムブランドタイヤ「レグノ GR―XⅢ」を2月1日から順次発売すると発表した。静粛性や乗り心地、運動性能などの基本性能を進化。多様なタイヤ性能のカスタマイズ(個別対応)を可能にする独自の商品設計基盤技術「エンライトン」を国内市販用乗用車向けタイヤとして初めて採用した。発売サイズは51サイズ。消費税込みの希望小売価格は2万6730円から。静粛性を高めるための技術として、路面からの振動を吸収する新たなトップゴム「GR―tech Silentゴム」や新パターン「3Dノイズ抑制グルーブ」などを採用。
荒れたアスファルト舗装路でのロードノイズを同社従来品比12%低減したほか、滑らかな路面でのパターンノイズを同8%低減。静粛性を高めることで車室内の空間品質を向上させた。
走行性能面ではウエット路面でブレーキをかけた際の停止距離を同13%低減。ウエット性能の向上と低燃費性能の維持を実現した。
同日開いた発表会で、草野亜希夫常務役員は「新たなプレミアム『レグノ GR―XⅢ』で足元をしっかりと支えていきたい」と語った。
日刊工業新聞 2024年01月24日