能登半島地震…JDIが石川工場の稼働延期、重油など確保課題
ジャパンディスプレイ(JDI)は9日、能登半島地震を受けて同日から再開予定だった石川工場(石川県川北町)の稼働を延期すると発表した。配管の損傷や漏水、ボイラ停止などが起きたが、8日までにクリーンルーム内の配管やダクトなどの補修はほぼ完了している。生産設備の立ち上げを始めたものの、すべての装置の正常な稼働の確認や物流網の混乱によって重油や液化石油ガス(LPG)の安定的な確保が課題になっている。(総合2参照)
JDIでは「遅くとも1月中にはフル稼働したい」としている。同工場はフラットパネルディスプレーを生産している。
日刊工業新聞 2024年01月10日