能登半島地震…トヨタの国内工場きょうから稼働、在庫部品活用で生産
トヨタ自動車は7日、1日に発生した能登半島地震の影響はあるものの、予定通り8日から国内工場の稼働を始めると発表した。8日から1週間は在庫部品を活用するなどして生産する。15日以降の稼働はサプライヤー(仕入れ先)の状況を見て判断する。
同地震により、アイシングループや住友電気工業など一部の企業で被害が出ている。8日からは地震の被害がない地域の在庫部品を活用して、車両の生産を開始する。トヨタの佐藤恒治社長は5日に仕入れ先や関係各所と「安全第一に、支援と生産の見通しを立てている」ことを明らかにしていた。
トヨタでは被災地に水や毛布などの支援物資のほか、発電機やガソリン、車両なども需要に応じて提供する。
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日刊工業新聞 2024年01月08日