東洋紡が20億円投資、高機能フィルムの研究棟新設
東洋紡は犬山工場(愛知県犬山市)に高機能フィルムの研究棟「テクノブリッジ」を新設した。投資額は約20億円。プラスチックの使用量を削減する減容化フィルムやリサイクル・バイオマス原料を使ったフィルム、工業用フィルムの製品開発を加速し、研究開発体制を強化する。
テクノブリッジは鉄骨4階建てで延べ床面積は3285平方メートル。研究設備などは、犬山工場の既存の研究棟から新設したテクノブリッジへ移す。既存の研究棟よりも広さも拡張し、社内外のパートナーとの共同実験なども推進しやすくした。
また、2020年に犬山工場で発生した大規模火災事故の教訓を継承する研修施設「労安防災ホール」も1階に配置。従業員の安全・防災意識の徹底も図る。
日刊工業新聞 2024年01月05日