JR東日本など実証、「都市OS」でできること
JR東日本とNTT東日本、KDDIは26日、街の設備や人に関するデータを収集・分析するデータ基盤(都市OS)を活用したサービスの実証で協力すると発表した。非常時と平常時に駅などで混雑緩和を目的に鉄道運行データと人流データを使った案内誘導サービスを検証する。将来は回遊性や滞在満足度の向上につなげ、新たなスマートシティーモデルの実装を目指す。
実証実験は高輪ゲートウェイ駅と品川港南エリアで、12月1日から2025年3月31日まで実施する。3社は1日付で実証に向けた協定を結んだ。首都圏直下型地震を想定し、避難誘導の案内放送やロボットによる誘導を行う。また、鉄道遅延による駅や電車の混雑時の誘導も検証する。
日刊工業新聞 2023年12月27日