レバー操作7割削減、古河ロックドリルが新型クローラードリル投入
古河ロックドリル(東京都千代田区、山口正己社長)は、油圧クローラードリルの新機種「HCR1000―DⅥアドバンス」を発売した。新たに開発したセミオート機能のドリリング・オペレーションサポートシステムを搭載し、せん孔作業の簡易化を実現した。価格はオープン。
新開発のサポートシステムにより、せん孔作業のサポートとシンプルな操作が可能で、オペレーターのレバー操作回数を約7割削減した。
せん孔中にドリル先端のビットが地中で進まなくなるジャミングや、孔曲がりの抑制も自動で行える。フィード圧力制御や速度制御、ワンレバーアクションなどにより、これらの性能を達成した。
タッチパネル画面で、マニュアル操作とオペレーションサポートシステムを切り替えられる。
油圧クローラードリルのレバー操作は他の重機と比べても専門的であるとされ、オペレーター不足が問題となっている。
古河ロックドリルは国内市場で約65%のトップシェアを持ち、そのノウハウを生かし、今回のドリルを開発した。
日刊工業新聞 2023年12月21日