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スズキが「スイフト」全面刷新、搭載した新エンジンの性能は?

スズキが「スイフト」全面刷新、搭載した新エンジンの性能は?

鈴木社長と新型の小型乗用車「スイフト」

スズキは6日、小型乗用車「スイフト」を7年ぶりに全面刷新したと発表した。燃費性能を高めた新開発のエンジンのほか、安全装備として運転手の眠気や脇見をカメラで検知し注意を促す「ドライバーモニタリングシステム」などを採用した。無段変速機(CVT)車は13日に、5速手動変速機(5MT)車は2024年1月17日にそれぞれ発売する。消費税込みの希望小売価格は172万7000円から。国内で年間3万台を目標に販売する。

同日開いた発表会で鈴木俊宏社長は「細部までドライバーの使いやすさにこだわり抜き、お客さまの身近な存在となるような魅力がたくさん詰まっている」と新型スイフトを紹介した。

新開発のエンジンは3気筒で排気量1197cc。上位のグレードにはモーター機能付き発電機と専用のリチウムイオン電池(LiB)によるマイルドハイブリッドシステムを採用した。CVTは先代スイフトのものに比べて1・9キログラム軽量化し、燃費性能と走行性能を両立した。

安全装備ではミリ波レーダーや単眼カメラを組み合わせた新開発の衝突被害軽減ブレーキを標準装備。車間距離を保ちつつ自動で加速・減速する「アダプティブクルーズコントロール」や全方位モニター用カメラを採用した。

日刊工業新聞 2023年12月07日

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