ホンダ「N-BOX」4カ月連続首位…11月新車販売、トップ5の車種名
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が6日発表した11月の車名別新車販売は、ホンダの軽自動車「N―BOX(エヌボックス)」が前年同月比20・7%増の2万1097台で、4カ月連続の首位となった。10月に新型車を発売した効果が続いている。
2位はトヨタ自動車の小型車「ヤリス」で同30・5%増の1万6895台、3位はダイハツ工業の軽「タント」で同6・6%増の1万5988台だった。4位はトヨタの「カローラ」で同30・8%増の1万3313台。
11月に新型車を投入したスズキの軽「スペーシア」が同10・9%増の1万1407台で5位となり、前月から順位を二つ上げた。上位5位の中に、N―BOX、タント、スペーシアという軽スーパーハイトワゴンの3車種が入り、人気の高さを示した。1月に新型車を発売したトヨタのハイブリッド車(HV)「プリウス」も同2・8倍の8399台と好調を維持した。
半導体不足の解消が進み、各社の自動車生産が回復している。上位30車種中21車種の販売が前年同月を上回り、7車種が1万台を超えた。
上位10車種のうち7車種がHVを設定している。軽を除く乗用車ではHVが同26・5%増の13万4112台で15カ月連続の増加。軽を除く乗用車の販売の59・7%を占めた。
日刊工業新聞 2023年12月07日