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エアバス、中国・天津で「A330」のデリバリーセンター建設開始

技術流出は防ぐ、それとも諦め?
エアバス、中国・天津で「A330」のデリバリーセンター建設開始

天津のA330コンプリーション&デリバリー・センター完成予想図(エアバス提供)

 エアバスは現地時間3月2日、天津にA330型機のコンプリーション&デリバリー・センター(C&DC)の建設を開始したと発表した。A320の最終組立工場(FALC)、天津デリバリーセンターと同エリア内に設置する。

 A330は仏トゥールーズでの最終組立後、天津に移送。C&DCでは客室装備や塗装、エンジンテスト、飛行試験などの最終工程を実施し、引き渡す。

 エアバスは2014年、天津港保税区と中国航空工業集団公司との間で、C&DC設置に関する基本合意書を締結している。
吉川忠行
吉川忠行 Yoshikawa Tadayuki Aviation Wire 編集長
天津にA330のデリバリーセンター建設開始。仏トゥールーズで最終組立後、天津で客室装備や塗装などの最終工程を担います。すでにA320は最終組立を行っていますが、技術流出をどう防いでいるのかある程度諦めているのかが気になるところです。

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