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いすゞが2期連続で過去最高更新、中国事業「撤退は検討していない」

いすゞ自動車は10日、2024年3月期連結業績予想の売上高と営業・経常・当期利益を期初予想から上方修正した。2期連続で売上高と全ての利益段階で過去最高を更新する。為替の円安進行に加え、半導体を中心とした部品不足が改善し、23年4―9月期は先進国向けなどで販売が伸びた。国内向け販売のリードタイム長期化やアジアを中心とした新興国の金利上昇などで、通期では販売台数が減少するものの、価格対応や原価低減により台数減を補う見通し。

単位億円、増減率%、下段通期見通し▼は赤字・マイナス。配当のある場合の上段カッコ内は前の前の期の実績、下段通期見通し

商用車(CV)、ピックアップトラック(LCV)ともに厳しい市況を受け、通期の世界販売台数を下方修正した。CVではアジアが期初予想に比べ1万3000台減の7万7000台、中国は同6000台減の2万台に引き下げた。LCVはタイ国内の市況回復が見込めず、同国の台数を8月公表比2万台減の12万9000台に見直した。

このほか、中国経済の低迷により、中国子会社の生産設備の減損損失で40億円を計上。企画・財務部門の山北文也バイスプレジデント(VP)は「中国事業撤退は検討していない。今後もパートナーと協力し事業拡大に向け活動していく」とした。

日刊工業新聞 2023年11月11日

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