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JR東日本が1.3兆円投資、過去最大額で耐震・ホームドア整備推進

JR東日本が1.3兆円投資、過去最大額で耐震・ホームドア整備推進

自社に起因する鉄道運転事故ゼロを目指す(イメージ)

JR東日本は約1兆3000億円の投資を行う第8次安全5カ年計画「グループ安全計画2028」を取りまとめた。前5カ年の約1兆2000億円を上回り、投資額は最大となる。耐震補強などの地震対策や人身傷害事故の削減に向けたホームドアの整備などで投資が増加する。

5年間で、同社に起因する鉄道運転事故ゼロ、ホームでの人身傷害事故を23年度比で5割削減を目指す。

安全の向上に向け、基本的な考え方として失敗だけでなく、うまくいっていることにも着目。うまくいったのは必然か偶然か、理由を含めて分析する。「『これまでは想定外であったリスク』を本質の理解により想像し、安全を先取る」(深沢祐二社長)。

踏切障害事故の削減に向けた踏切制御システムの開発や、自動運転などの先進技術の開発にも取り組む。ドップラーレーダーを用いた突風に対する運転規制の適用範囲拡大も検討する。

日刊工業新聞 2023年11月10日

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