宇宙ゴミをレーザー照射で一掃!
理研など、宇宙ゴミ除去できる技術を考案
理化学研究所、フランス原子核研究所宇宙物理センター、イタリア・トリノ大学などの共同研究グループは、宇宙ゴミの除去技術を考案した。軌道上から500キロワットの高強度レーザーを宇宙ゴミに向けて照射し、ゴミの表面から噴き出したプラズマの力を使って減速させ、地球の大気圏に落下させて除去する。これにより数センチメートルサイズの小さな宇宙ゴミを取り除くことが可能という。同グループは2020年内に実用化を目指す。
この技術は、宇宙ゴミの100キロメートル程度遠方にある場所からレーザーを10秒程度当てることで、10センチメートルサイズのゴミを減速させ、地球の大気圏に落下させて除去させる仕組み。ただ、地上から10センチメートル以下の宇宙ゴミの検出は難しい。そこで、口径2・5メートルの超広角宇宙望遠鏡を使って、ゴミを検出することを提案。また平均出力500キロワットのレーザーを作り出すために100本以上の光ファイバーを並列に使い、精密な再調整を不要としている。
宇宙ゴミは人工衛星やロケットなどの人工的な残骸物。数センチ程度から10センチ以上までさまざまな大きさがあり、毎秒約8キロメートルの速度で地球を周回している。運用中の衛星などに衝突すると大きな損傷を及ぼす恐れがある。
この技術は、宇宙ゴミの100キロメートル程度遠方にある場所からレーザーを10秒程度当てることで、10センチメートルサイズのゴミを減速させ、地球の大気圏に落下させて除去させる仕組み。ただ、地上から10センチメートル以下の宇宙ゴミの検出は難しい。そこで、口径2・5メートルの超広角宇宙望遠鏡を使って、ゴミを検出することを提案。また平均出力500キロワットのレーザーを作り出すために100本以上の光ファイバーを並列に使い、精密な再調整を不要としている。
宇宙ゴミは人工衛星やロケットなどの人工的な残骸物。数センチ程度から10センチ以上までさまざまな大きさがあり、毎秒約8キロメートルの速度で地球を周回している。運用中の衛星などに衝突すると大きな損傷を及ぼす恐れがある。
日刊工業新聞2015年04月24日 科学技術・大学面