トヨタがEV専用車「bZ4X」一般販売、一部改良した中身
トヨタ自動車は、電気自動車(EV)専用車「bZ4X」を一般販売する。11月13日から全国のトヨタ販売店で取り扱う。現金一括や残価型割賦などに対応する。これまではサブスクリプション(定額制)サービス「KINTO(キント)」などリースのみだった。選択肢を増やし、より幅広い層の顧客ニーズに応える。
全国約4400店の販売店で扱う。一般販売の消費税込みのメーカー希望小売価格は「Gグレード」で550万円から。上位モデルの「Zグレード」は600万円から。また、一部改良も実施。バッテリーを温める機能を向上したことにより、外気温が低い場合でも充電時間を最大30%削減する。消費電力が高いエアコンではなくシートヒーターなどを活用する「ECOモード」を自動で起動することも可能にした。消費電力の抑制と空調制御の最適化を実現し、EVとしての実用性を高める。
【関連記事】 次世代EVの競争力を左右する注目の電子部品メーカー
日刊工業新聞 2023年10月26日