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いすゞが大幅改良、ピックアップトラック「D-MAX」が追求した機能美

いすゞ自動車はピックアップトラック「D―MAX=写真」を大幅改良し、タイで12日に発売する。先進安全装置の新機能を追加し、内外装も改良。同車両は商用に加え乗用のニーズもあり、高級感のある内装のモデルもそろえた。最上級グレードの価格は日本円換算で1台約518万円。タイ以外の国にも順次展開する。現行車を含め、4月―2024年3月の累計で31万台の販売を目指す。

19年に発売した3代目D―MAXを初めて改良した。フロントグリルを高く、幅広くすることで力強さを強調。フロントバンパー左右にエアカーテンを設け、空気抵抗を少なくして燃費性能改善につなげるなど機能美を追求した。

新世代ステレオカメラを新たに採用し、安全性能も向上。上級グレードでは交差点進入時にカメラが横断歩行者を検知し、危険な状況と判断すると自動ブレーキが作動する。

D―MAXはいすゞのタイにおける主力車種。現行はディーゼル車のみだが、今後電気自動車(EV)モデルをタイで生産しノルウェーなど欧州に投入することも正式に公表した。


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