ニュースイッチ

海自向け潜水艦「じんりゅう」を引き渡し 三菱重工

【神戸】三菱重工業は7日、海上自衛隊向け潜水艦「じんりゅう=写真」の引渡式を神戸造船所(神戸市兵庫区)で開いた。若宮健嗣防衛副大臣、水谷久和三菱重工業取締役常務執行役員ら約260人が参加した。

じんりゅうは全長84×幅9・1×深さ10・3メートルで、基準排水量は2950トン、水中速力は20ノット。「そうりゅう」型の7番艦で、補助動力にスターリングエンジンを搭載し、船体後部の舵(かじ)にX字舵を採用して水中運動性を向上させた。呉基地(広島県呉市)に配備される。

同造船所で建造した戦後26隻目の潜水艦。建造費は545億8000万円。12年の起工から約4年で引き渡しとなった。


日刊工業新聞2016年3月8日 機械・ロボット・航空機面
日刊工業新聞記者
日刊工業新聞記者
今回引き渡されたのは「そうりゅう」型の7番艦だそうです。この後11番艦まで建造が決まっているほか、防衛省は2016年度予算案で12番艦の建造に636億円を計上しています。

編集部のおすすめ