NTP名古屋トヨペットが18年ぶり新規開業、「レクサス」新店舗の全容
NTP名古屋トヨペット(名古屋市熱田区、小林剛社長)は、トヨタ自動車の高級車ブランド「レクサス」の新店舗「レクサス山王」(同中川区)を報道陣に公開した。同社として2店舗目となる独自のオーナー専用ラウンジを設け、高級感とくつろぎを演出。拡大が見込まれるプレミアム層の取り込みを図る。同店舗は30日に開業する予定で、5年後をめどに所有者数を1500人にすることを目指す。
NTPとしては愛知県で7店舗目のレクサス店で、新規開業は18年ぶり。トヨタブランドを扱う「名古屋トヨペット山王店」を建て替えた。敷地面積は2228平方メートル、延べ床面積は4113平方メートル。当初の従業員は18人。
コンセプトは「小さな高級店」。敷地面積はレクサス旗艦店の「レクサス高岳」(名古屋市東区)の半分ながら、専用ラウンジ「クラブレクサス」の広さを1・5倍にするなど、ゆとりある空間とした。同ラウンジは日本家屋の心地よさを再現したという。
NTPは2022年に6万台だった国内のレクサス市場が、23年には10万台に伸びると見込む。小林社長は「ラウンジのこだわりを感じてほしい。レクサス高岳と連携しつつ、新しい顧客との出会いをこのエリアで実現したい」と話した。
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日刊工業新聞 2023年08月21日