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総トン数4万4000トンの巨大貨物船「カムサマックス」が進水

総トン数4万4000トンの巨大貨物船「カムサマックス」が進水

常石造船は本社で進水式の一般公開を再開

常石造船(広島県福山市、奥村幸生社長)は、本社がある常石工場で進水式の公開を再開した。一般客向けに公開したのは2020年1月末以来で、新型コロナウイルス禍により中断していた。地域の学生など約250人の招待客を含む約600人が来場。巨大な貨物船が目の前で動き出す迫力を味わった。

今回進水したのは総トン数約4万4000トン、載貨重量約8万2400トンのバラ積み船で、同社の主力である「カムサマックス」と呼ぶ船種。

船主が支綱を切るとシャンパンの瓶が船体にたたきつけられて割れ、長さ約229×幅約32×喫水深さ約20メートルの巨大な鉄の塊が、常石工場の「第1船台」を滑って海へと進水した。

これからは進水式の一般公開を再開。4カ月に1度くらいのペースで行うという。


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日刊工業新聞 2023年08月09日

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