旭化成がリチウムイオンキャパシターの設計・製造技術のライセンス提供
旭化成はリチウムイオンキャパシター(LIC)の設計と製造技術のライセンス提供を始めた。独自技術によって容量や入出力特性が向上したほか、汎用的な部材や設備で製造コストを抑えることも可能。蓄電池メーカーなどに提案する。
同社は2015年まで、FDKとの共同出資会社でLICの製造・販売を手がけていた。今回、事業として一層効率的に動ける形で新たに取り組む。
旭化成のLICは穿孔(せんこう)箔や金属リチウム箔など特定の部材を使用することなく、安価な炭酸リチウムを使うのが特徴。
日刊工業新聞 2023年月8月1日