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30年ぶり更新、JR東海が導入する新型車両の全容

30年ぶり更新、JR東海が導入する新型車両の全容

29年ごろの導入を目指す特急車両「385系」のイメージ(JR東海提供)

JR東海は名古屋駅―長野駅間を走る特急車両「しなの」老朽化による更新を見据え、2029年ごろに新型車両を導入する。カーブ走行時に車体を傾けて乗り心地を良くする仕組みについて、ジャイロ(角速度)センサーを使って制御する技術を導入する。乗り心地を改善できるという。しなのの車両更新は約30年ぶりという。

名称は385系。現在運行する383系の後継車両となる。カーブを通過する際に車体を傾ける振り子制御技術は、角速度センサーを活用することで傾けるタイミングの精度を高める。383系は線路上のセンサーを使うため雨天では誤差が生じやすかった。

また、HC85系と同様に車両機器の稼働状況や故障状況等を遠隔で常時監視する状態監視システム(DIANA)や、車内防犯カメラなどの安全設備を導入する。26年度に試作車両を完成させ、約1年の走行試験を経て導入を判断する。

車両価格や投資額の見通しは明らかにしていない。導入の狙いについて丹羽俊介社長は、経年劣化を大きな理由に挙げた上で「この時代にふさわしい車両を導入し、利用を増やしたい」としている。

日刊工業新聞 2023年07月28日

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