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3ヶ月ぶり80%割れ、エチレンプラント低稼働の要因

石油化学工業協会(石化協)が20日発表した6月の国内エチレン製造プラントの稼働率は前年同月比7・3ポイント減の77・1%だった。3月実績の79・2%以来3カ月ぶりに80%を割り込んだ。2022年8月から11カ月連続で好不況の目安となる90%を下回っている。6月の国内エチレン生産量は同11・2%減の38万2800トンだった。

エチレンプラントの低稼働の要因としては、世界経済の減速に加え、中国経済の停滞、物価高による国内の個人消費低迷などが引き続き影響している。ただ石化協の岩田圭一会長(住友化学社長)は「6月は誘導品(を生産するプラント)の定修が集中したことが大きかった」と分析。また「日本経済が回復してきている実感はまだないが、日銀短観の製造業で上向きの動きがあるのは明るいニュース」と語った。


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日刊工業新聞 2023年07月21日

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