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JST「10兆円ファンド」は厳しいスタート、22年度は604億円の赤字

科学技術振興機構(JST)は7日、10兆円の大学ファンドの2022年度の収益額が604億円の赤字になったと発表した。海外での利上げで債券価格が下がり、保有資産評価額が1259億円目減りした。「国際卓越研究大学」に認定した大学や博士課程大学院生に配分する原資は742億円を確保した。この約3分の1が配分に当てられる。

運用立ち上げ期に当たりリスクを抑えて運用したが、26年度末までに運用益3000億円の目標に対しては、厳しいスタートとなった。

株式の収益率は1・7%で655億円のプラスになったが、資産全体では604億円の赤字になった。円安はプラスに働いたものの、為替リスクを抑えるための為替予約取引などでプラスの効果が一部目減りした。

日刊工業新聞 2023年07月08日

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