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環境測定器で日本攻勢、テスト-が18年ぶり刷新

環境測定器で日本攻勢、テスト-が18年ぶり刷新

ハンディータイプ環境測定器シリーズ「コンパクトクラス」の熱線式風速計「testo425」

テストー(横浜市港北区、ハイコ・ヒンリヒス社長)が2023年、主力の環境測定器シリーズ「コンパクトクラス」を18年ぶりにフルモデルチェンジして日本市場で攻勢をかけている。熱線式風速計「testo425=写真」や差圧計、温湿度計などを一新し、新たに2機種を加え全11機種をラインアップした。消費税抜き価格は2万1000円から8万8000円。初年度2000台の販売を見込んでいる。

測定結果を近距離無線通信「ブルートゥース」でスマートフォンやタブレット端末へ送り、モバイル専用アプリ「testo Smart」で表やグラフ作成も容易にできる。

新シリーズは風速計と温度計が各3機種、差圧計が2機種、温湿度計、二酸化炭素(CO2)計、照度計が各1機種。設備保全、空気環境測定、作業環境測定、品質管理、研究、校正やバリデーションなど幅広い分野で測定業務の時間短縮や効率化を実現する。オプションのモバイルプリンターで測定結果のワイヤレス出力もできる。

暗所でも測定値を読み取りやすいようにバックライトを装備するなど、環境測定器として高い基本性能を備える。CO2計と照度計はコンパクトクラスとして初のラインアップとなった。

コンパクトクラスは親会社の独テストーが05年に発売してシリーズ化。これまではシリーズ展開と部分改良などのマイナーチェンジにとどまっていた。

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