進路に影響及ぼす理科実験は「電気・機械」と「プログラミングやロボット」
体験率は約1割ながら、4割以上が「影響あり」
小中学時の理科実験・実習のうち、進学や学科選択への影響度が大きいのは「電気・機械」と「プログラミングやロボット」―。経済産業省と文部科学省が社会人を対象に実施した進路選択の要因に関する調査で、こうした傾向が明らかになった。ただ、体験率の高低が必ずしも進路選択に影響しないことも示している。今後、理系人材を育成していく上で、分野別にきめ細かい戦略を策定することが求められそうだ。
小中学時代の理科実験・実習で、「化学」を体験したとの回答は約25%で、このうち34%が「文理、学科選択に影響があった」と答えた。また「生物」の体験率は15%程度で、このうち文理、学科選択に影響ありと回答したのは36%だった。
一方、「電気・機械」の体験率は約10%と少ないものの、47%で影響があったとしている。「プログラミングやロボット」の体験率は7%程度だが、44%が影響ありと答えた。
同調査は2015年12月、ウェブサイトを通じて40歳未満の社会人を対象に実施。1万人の回答を分析した。
小中学時代の理科実験・実習で、「化学」を体験したとの回答は約25%で、このうち34%が「文理、学科選択に影響があった」と答えた。また「生物」の体験率は15%程度で、このうち文理、学科選択に影響ありと回答したのは36%だった。
一方、「電気・機械」の体験率は約10%と少ないものの、47%で影響があったとしている。「プログラミングやロボット」の体験率は7%程度だが、44%が影響ありと答えた。
同調査は2015年12月、ウェブサイトを通じて40歳未満の社会人を対象に実施。1万人の回答を分析した。
日刊工業新聞2016年2月25日 科学技術・大学面