東武鉄道が試乗会、新型特急「スペーシアX」の全容
東武鉄道の新型特急車両「スペーシアX」が7月15日から運行開始する。初代スペーシアが1990年に運行開始して以来、初の新型車両となる。運行区間は浅草―東武日光・鬼怒川温泉。毎日2―4往復し、特急料金は1940円(浅草―東武日光間)から。同社では「コロナ禍の収束傾向で、利用客は2022年の数倍を見込む。インバウンド(訪日外国人)効果も期待する」としている。
6、7の両日に試乗会を開催。スペーシアXが浅草駅に入線する様子を公開したほか、1号車「コックピットラウンジ」内のカフェカウンターで看板商品のクラフトビールなどを紹介した。
スペーシアXは、1編成6両で座席数は212席。座席はスタンダードシートや電動リクライニング、読書灯付きのプレミアムシートなど6種類。ラウンジや7人定員の個室も完備する。東武鉄道では浅草駅5番ホームをスペーシアX専用ホームにする。
日刊工業新聞 2023年06月07日