洋上風力発電で折半出資会社、商船三井と東洋建設が需要に応える
商船三井と東洋建設は9日、洋上風力発電事業に関する折半出資会社を月内に設立すると発表した。新会社は洋上風力発電に関する海上工事のエンジニアリングや施工、これに関連する各種作業用船舶の調達や運航などを行う。2027年ごろから順次立ち上がると予想される一般海域での案件受注を目指す。
設立時の資本金は500万円。上限は、両社が別途合意する場合を除き400億円。
洋上風力発電は再生可能エネルギーの利用を拡大するための有望な手段として期待されている。両社は22年2月に洋上風力発電関連作業船について協業検討を開始し、協議を行ってきた。
商船三井が持つ船舶の建造・保有・運航における豊富な実績と、東洋建設の海洋工事の豊富な知見や人材、洋上風力発電に関する技術開発力を活用し、国内外の需要に応える。
日刊工業新聞 2023年06月10日