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国内初、ホンダが投入する一般向け「電動2輪スクーター」の性能

ホンダは原付一種の電動2輪スクーター「EM1 e:(イーエムワン イー)=写真」を8月24日に発売する。同社の国内における2輪ラインアップでは初の一般向け電動2輪車となる。消費税込みの希望小売価格は29万9200円。国内で年間3000台の販売を目指す。

動力用電源としてリチウムイオン電池(LiB)の交換式バッテリーを採用した。後輪にインホイールモーターを搭載。パワーコントロールユニットによるモーター出力の効率的な制御により、充電1回当たりの走行距離53キロメートルを達成した。最高出力は2・3馬力、最大トルクは90ニュートンメートル。

使用済みになった交換式バッテリーは回収し、リサイクル、リユースなどで再活用する「リソースサーキュレーション」に取り組む方針だ。

ホンダモーターサイクルジャパン(東京都北区)の室岡克博社長は「販売対象を拡大し、より多くのお客さまにご利用いただくことで、環境負荷のさらなる低減につながると考えている」と語った。


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日刊工業新聞2023年5月22日

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