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日産のEVをベースにした幼児送迎車が登場

電気自動車の活用に工夫こらす
 光源舎オートプロダクツは日産自動車の電気自動車(EV)「e―NV200」をベースに改造した幼児専用送迎車「e―チャイルドキャブ」を発売した。幼児専用EVは国内初といい、大人2人と幼児11人の乗車が可能。一般家庭の電気使用量約2日分を蓄えることができ、災害時のライフライン用も想定する。価格は本体と内外装の加工を含め600万円程度。幼稚園などに初年度5台の販売を目指す。

伊勢志摩サミット向けに無償貸与


日刊工業新聞2016年2月9日


日産自動車は5月に開催されるG7伊勢志摩サミット(第42回先進国首脳会議)に向けて、三重県伊勢市などへ電気自動車(EV)「e―NV200」を無償貸与した。同サミットにおいて、会場周辺の環境パトロールや美化活動支援などに活用される予定。

 日産は街づくりや行政課題の解決につながる活用方法を提案した自治体に同EVを3年間無償貸与しており、今回もその一環で実施する。

 サミットに向けて、伊勢市と志摩市、鳥羽市、環境省中部地方環境事務所に対してe―NV200を1台ずつ貸与した。サミット閉幕後も、環境・観光関連事業や非常用電源などとして利用を続けてもらう。

商用EVの活用例を自治体から募集


日刊工業新聞2015年9月3日


 日産自動車は2日、商用電気自動車(EV)「e―NV200」約100台を全国の自治体に無償レンタルすると発表した。同EVの活用事例を開拓することが目的で、アイデアを募って当選した自治体にレンタルする。商用EVは新たなジャンルで市場形成期にある。活用事例を集めて販売増につなげたい考え。

 同日から25日までアイデアを募集し、10月15日以降レンタル先を決定。11月上旬に納車を始める。1都道府県あたり2台をレンタルし、レンタル期間は3年間。街づくりや行政課題の解決につながるような活用事例を提案した自治体に無償レンタルする。

 e―NV200は2014年10月に出荷を始め累計販売台数は700台。出荷開始時に月販目標を500台としていた。EVバッテリーの電気を屋外に供給できる機能や、EVならではの環境性や静粛性などを売りにしているが、販売が伸び悩んでいる。みやぎ生協が、災害時に給油できなくても配送を維持できるとして導入している例がある。

トヨタはLPGハイブリッド車で次世代タクシー


日刊工業新聞2015年10月27日


 トヨタ自動車は26日、ワゴン型の次世代タクシー(写真)を、2017年度に発売すると発表した。トヨタ店とトヨペット店を通じて販売する。ワゴン型タクシーをめぐっては日産自動車が15年6月に「NV200タクシー」を発売している。

 トヨタの次世代タクシーは低床化と大開口スライドドアによる乗降性の良さや、ワゴン型ならではの広い室内空間などが特徴。パワートレーンには新開発の液化石油ガス(LPG)エンジンベースのハイブリッドシステムを採用する。
日刊工業新聞2016年2月22日 新製品フラッシュ面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役デジタルメディア事業担当
電気自動車は当面セグメンテーションされた用途の方が普及しやすい。

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