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トヨタ「レクサスRZ」が採用、九州ナノテック光学の「液晶調光フィルム」の特徴

トヨタ「レクサスRZ」が採用、九州ナノテック光学の「液晶調光フィルム」の特徴

スイッチOFFで、調光モードが不透明な状態になる(九州ナノテック光学提供)

九州ナノテック光学(大分県日出町、馬場潤一社長)が開発した液晶調光フィルムが、トヨタ自動車のバッテリー電気自動車(BEV)専用モデル「レクサスRZ」の調光パノラマルーフのコア技術として採用された。ルーフのガラス部分はAGC製で、九州ナノテック光学の遮熱機能付き液晶調光フィルムと組み合わせたことで日射熱を抑え、サンシェードレスで調光ガラス設定が可能になった。採用車種はハリアーに次いで2車種目。

スイッチONで、透過モードがクリアな状態になる(九州ナノテック光学提供)

調光パノラマルーフは調光モードの電源を入れると瞬時に透明になり、電源を切ると瞬時に不透明になるのが特徴。馬場社長は「意匠性、商品性も良いと認められた。光をテーマに光の技術を使った製品が生活の中で、世界中の皆さんの目に触れるようになればと思う」と語った。同フィルムは農業分野の利用でも研究が進められている。


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日刊工業新聞 2023年05月11日

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