トヨタが今秋日本投入、「レクサスLM」全面改良の中身
トヨタ自動車は高級車ブランド「レクサス」のミニバン「LM」を全面改良し、2023年秋に初めて日本で発売する。現行車で20年に発売した初代は、中国やインドネシアなどアジアの計8カ国・地域で販売している。多様化する高級車ニーズに合わせ、送迎利用も視野にラインアップ拡充を図る。
日本のほか中国や欧州など約60カ国・地域で販売予定で、夏以降、順次投入する。世界販売目標は年約1万5500台で、うち日本は同4800台を見込む。価格は未定。田原工場(愛知県田原市)での生産を予定する。
新型LMは頭部の揺れ軽減や衝撃吸収性といった乗り心地や、静粛性を向上。全ての乗員がくつろげる空間を目指す。6人乗り、7人乗りのほか、送迎用途を想定した4人乗りを設定。日本では4人乗りから発売する。パワートレーン(駆動装置)は、2・4リットル直列4気筒ターボと、2・5リットル直列4気筒のハイブリッド車(HV)2種を用意する。
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日刊工業新聞 2023年04月20日