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常石造船・商船三井が受注活動を本格化する「アンモニア燃料船」の仕様

基本設計承認取得
常石造船・商船三井が受注活動を本格化する「アンモニア燃料船」の仕様

基本設計承認を取得したアンモニア燃料船のイメージ

常石造船(広島県福山市、奥村幸生社長)と商船三井、および常石造船傘下の三井E&S造船(東京都中央区)は、共同開発を進めているアンモニア燃料船で基本設計承認(AiP)を取得した。受注活動を本格化し、2026年ごろの完成を目指す。

日本海事協会と英ロイド船級協会の2団体からAiPを取得した。液化石油ガス、またはアンモニアを運ぶ外航船で、搭載したアンモニアの一部を燃料として使うことで燃焼時の二酸化炭素(CO2)排出を抑える。

全長約180×全幅約30×型深さ約19メートル。積載容量約4万立方メートルの中型船。アンモニアには毒性や腐食性があるが、舶用燃料として使うための国際的な規則がない中、二つの団体でリスク評価を行ってAiPを取得した。

日刊工業新聞 2023年04月18日

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