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499トン型貨物船を新造、センコーとJR貨物が共同保有する狙い

499トン型貨物船を新造、センコーとJR貨物が共同保有する狙い

災害時の船舶代行輸送(イメージ)

センコーグループホールディングス(HD)とJR貨物は、総トン数499トン型貨物船1隻を新造し、共同保有する契約を結んだ。内航船として運航する。JR貨物は自然災害への対策として輸送モードを複線化し、代行輸送力を強化する。2024年春に竣工する。投資額は非公表。共同保有比率はセンコーグループHDが70%、JR貨物が30%。

船舶外観イメージ

同船は、平常時はセンコー海運グループが運航する。自然災害などで貨物鉄道ネットワークが寸断された場合はJR貨物の災害代行輸送に同船を投入し、各利用運送業者から引き受けた貨物を輸送する。これにより貨物列車の不通区間をバイパスする輸送サービスを継続でき、顧客の安心感を高められる。

同船の載貨重量トン数は1600トン。貨物容積は2476立方メートルで、12フィートコンテナを80個積載できる。

日刊工業新聞 2023年04月14日

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