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トヨタ、自社開発OS「アリーン」をEVに26年搭載

トヨタ自動車は、走行性能や車載システムを一括制御する自社開発の車載基本ソフト(OS)「アリーン」について、2026年の次世代電気自動車(EV)に搭載する。また静岡県裾野市で建設を進めている次世代技術の実証都市「ウーブン・シティ」では、25年に一部実証試験を始める。

1日付でウーブン・プラネット・ホールディングスから社名変更した、先進技術開発子会社のウーブン・バイ・トヨタ(東京都中央区)が、これらの開発を手がける。アリーンはまず、次世代型のソフト開発基盤として25年に実用化する方針。ウーブン・シティでは、モビリティーサービスやエネルギー、物流、食・農業といった分野で実証を進める。

またトヨタの東崇徳総務・人事本部長、北米トヨタのジュリー・ハンプ氏がウーブン・バイ・トヨタの取締役に、トヨタの小林耕士エグゼクティブフェローが同監査役に就いたことも明らかにした。


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日刊工業新聞 2023年04月12日

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