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日揮グローバルが国内エンジで初、「BIM認証」取得の効果

日揮グローバルが国内エンジで初、「BIM認証」取得の効果

日揮の海外プロジェクト(日揮ホールディングス公式サイトより)

日揮ホールディングス(HD)の海外事業子会社日揮グローバル(横浜市西区、ファルハン・マジブ社長)は、建築の3次元(3D)モデリング技術「BIM」の認証「BIM BSIカイトマーク」を取得した。国内エンジニアリング会社の取得は初。英国規格協会の日本法人BSIグループジャパン(横浜市西区)から取得した。海外案件の入札で、認証が有利に働く可能性がある。

「BIM BSIカイトマーク」は「ISO19650―1」「ISO19650―2」に基づく。BIMは建築向けで、日揮グループが手がけるプラントとは直接関係はない。日揮グローバルはプラントとビルの両分野の相乗効果の発揮を志向しており、認証を取得した。

英国では建設工事受注にはBIM認証が求められるという。認証取得により、海外案件でのBIM普及に備える。

プロジェクト関係者が各専門分野のBIMモデルを共有・参照し、計画から設計、調達、建設までのデータを共有できるようになる。

日刊工業新聞 2023年04月10日

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