村田製作所vs太陽誘電、積層セラミックコンデンサーでは負けられない

それぞれ新製品を開発

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村田のGCBシリーズ
 村田製作所は、最高200度Cの高温環境で使用できる積層セラミックコンデンサー(MLCC)「GCBシリーズ=写真」を開発し、2016年度中に国内工場で量産する。すでにサンプル出荷し、車載での需要を見込む。

 GCBシリーズは外部電極に新開発したニッケル・パラジウム電極を採用し、高温下でも導電性接着剤との接合信頼性を高めたのが特徴。エンジンルーム周辺など過酷な環境での使用に適する。同社の150度C対応の従来品では、銀・パラジウム電極を使用していた。

 一方、太陽誘電は、従来品比で約27%薄型化した積層セラミックコンデンサー(MLCC)の量産を始めた。0603サイズ(縦0・6ミリ×横0・3ミリメートル)で業界最小クラスとなる厚み0・11ミリメートルを実現した。サンプル価格は20円(消費税抜き)。玉村工場(群馬県玉村町)で月1000万個を生産する。スマートフォンやウエアラブル端末向けに提案する。

 量産するMLCCはスマホなど小型電子機器の電源回路に搭載する部品。静電容量は0・1マイクロファラッド。スマホは機器が薄型化したりバッテリーが大型したりするなど、高機能化が進んでいる。ICパッケージの内部など限られたスペースに部品を実装する必要があり、薄型部品の開発を強化している。

日刊工業新聞2016年2月17日/18日電機・電子部品

COMMENT

明豊
執行役員デジタルメディア局長 DX担当

MLCCはこの2社にTDKを含めた3社の動向に注目。頭二つ抜けている村田に対抗するには、TDKと太陽誘電が組むというストーリーも面白いと思うが。特に自動車分野開拓では。

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