ホンダ「N-BOX」が連覇の22年度新車販売、トップ10の顔ぶれは?
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が6日発表した2022年度の車名別新車販売は、ホンダの軽自動車「N―BOX」が2年連続の首位だった。前年度比6・9%増の20万4734台で唯一20万台を超えた。21年12月の一部改良でオートブレーキホールド機能付電子制御パーキングブレーキを標準装備し、安心・快適性を向上したことなどが支持された。
全体2位のトヨタ自動車の小型車「ヤリス」は登録車では3年連続の首位。同「カローラ」は、21年9月に発売した小型スポーツ多目的車(SUV)「カローラクロス」が6万4568台とけん引し3位で着地。22年度は7車種が10万台を超えた。
新車販売は22年度下期から軽自動車が先行して回復傾向にある。21年度は上位10車種のうち軽が4車種だったが、22年度は5車種がランクインし、全てが前年度比プラスだった。特にダイハツ工業の「タント」は同21・8%増、「ムーヴ」は同24・1%増と大幅に伸びた。
トヨタの小型ミニバン「シエンタ」は22年8月の全面改良が好評で同85・6%増となり、21年度の25位から9位に躍進した。
3月単月のランキングも上位3位の顔ぶれは同じ。N―BOXは7カ月連続の首位となった。
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日刊工業新聞 2023年04月07日