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日本初の分譲マンション「宮益坂ビルディング」。動画で見る建て替え直前の見学会

昭和28年からほぼ変わらない住居。当時は億ション
 旭化成不動産レジデンス(東京都新宿区)は17日、日本初の分譲マンションとされる「宮益坂ビルディング」(東京都渋谷区)の建て替えに伴う現地見学会を開いた。

 1953年(昭28)の分譲当時からほぼ変わっていない住居の内部を公開した(写真)。和室2部屋の2DKで08年まで実際に居住していたという。木製の窓枠や給気口、和式の水洗トイレなどが往時をしのばせる。

 同ビルディングは東京都が分譲。地上11階地下1階建てで、エレベーターガールが操作する2基のエレベーターやセントラルヒーティング、ビル内交換手による電話などの最新設備を備え、現代の“億ション”のような高級物件だったという。

 旭化成不動産レジデンスは11年に事業協力者に選定され、13年に建て替え組合の設立認可を受けた。権利変換計画の認可を待ち、今春にも解体を開始。19年には地上15階地下2階建てのマンションに生まれ変わる。

日刊工業新聞2016年2月18日建設面
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
耐震の問題はあるとはいえ、リノベーションできるものは昔の雰囲気を残して欲しい。

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