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三菱ケミカルGが国内初納入、完全人工光型植物工場「アン」の収穫力

三菱ケミカルGが国内初納入、完全人工光型植物工場「アン」の収穫力

完全人工光型植物工場「AN(アン)」

三菱ケミカルグループは、三菱ケミカルアクア・ソリューションズ(MCAS、東京都中央区)が販売する完全人工光型植物工場「AN(アン)=写真」の国内初納入が決まった。タガヤス(大阪市中央区)が福井県おおい町に建設する大型植物工場に導入し、10月から栽培を開始する。2025年までの累計でアンの納入件数15件、累計販売総額30億円を目指す。

福井県おおい町の植物工場は延べ床面積が約3700平方メートル。フリルレタスなどを栽培する。収穫重量は1日当たり約1・3トン。MCASはタガヤスに種子や培地、液肥の販売、栽培指導を行う。

アンでは、苗が栽培室内を自動で循環しながら成長する。作業者が栽培室内に入らずにすみ、菌や異物の混入リスクを低減できる。従来の完全人工光型植物工場に比べ1株当たりの重量が約3倍以上のフリルレタスを45日程度で収穫できる。

日刊工業新聞2023年3月27日

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