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次世代太陽電池「ペロブスカイト」実用化へ、豊田合成が京大発スタートアップと共同研究する中身

豊田合成は、次世代太陽電池として期待されるペロブスカイト太陽電池(写真)を開発するエネコートテクノロジーズ(京都府久御山町、加藤尚哉社長)に出資した。両社が持つ材料や生産技術の知見・ノウハウを組み合わせ、ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた共同研究に乗り出す。出資額は非公表とする。

エネコートテクノロジーズは京都大学発のスタートアップ。既存の太陽電池よりも薄型・軽量・柔軟なペロブスカイト太陽電池を手がけている。同電池は低コストで高効率な発電が可能で、次世代太陽電池の有力候補となっている。

両社は同電池の技術課題である耐久性の向上などに共同で取り組む。将来は豊田合成が開発中の電子技術を活用した製品や、自動車部品への適用なども検討する。

日刊工業新聞 2023年03月08日

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