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自転車をそのまま載せられるバスが運行する

自転車をそのまま載せられるバスが運行する

4月に運行を始める貸し切りサイクルバス「サイクルカーゴ」の外観イメージ(西日本鉄道提供)

西日本鉄道は、自転車を分解せずに車内に積んで同乗できる貸し切りバス「サイクルカーゴ」を4月1日から運行する。10月開催の国際自転車レース「ツール・ド・九州2023」などに向けて、サイクルツーリズムの活性化に貢献する。選手の輸送やツアー商品での利用、団体による貸切などの需要を見込んでいる。3月8日に予約受け付けを始める。

乗客定員は21人で自転車18台を搭載できる。自転車は車内では専用器具で固定する。座席の一部を回転しサロン席にできるなど、自転車旅の楽しみを高める。食事や宿泊、観光地への立ち寄り時などに、盗難の心配なく保管できることもアピールする。

国内外の観光客による自転車旅の機運の高まりにも応える。福岡県の補助金を活用し、既存の貸し切りバスを400万円を投じて改造した。

西鉄では天神大牟田線の列車内に自転車を持ち込めるサービス「サイクルトレイン」も提供している。

日刊工業新聞 2023年02月21日

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