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最大揚重能力2500トンのクレーン装備、自航式SEP船「BLUE WIND」の性能

JMUが清水建設に引き渡し

ジャパンマリンユナイテッド(JMU、横浜市西区、千葉光太郎社長)は、呉事業所(広島県呉市)で建造していた清水建設向けの自己昇降式作業船(SEP船)「BLUE WIND(ブルーウインド)=写真」を引き渡した。

着床式洋上風力発電施設の建設向けで、大型風車の設置が可能な最大揚重能力2500トンのクレーンを備える。クレーンのブームは伸縮するテレスコピック仕様で、ブームを伸ばした時の最大つり上げ高さは158メートルまで対応可能。

同船はJMUとして引き渡しベースで2隻目のSEP船となる。清水建設は約500億円を投じ、同船を導入。今後、富山県入善町や北海道石狩湾新港の洋上風力発電施設の建設で使用を予定する。全長142・8×幅50×深さ11メートル。最大搭載人員130人。

日刊工業新聞 2023年02月02日

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