【トップ30一覧】上位8車種が1万台超えの新車販売台数、トップ3の顔ぶれは?
日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が6日発表した11月の車名別新車販売は、ホンダの軽自動車「N―BOX」が3カ月連続で首位となった。上位30車種のうち20車種が前年同月の実績を上回ったが、「11月としてはまだ新型コロナウイルス以前より低い水準」(自販連)。半導体不足による減産の影響も当面続きそうだ。
2位は10月に一部改良し発売したダイハツ工業のワゴン型軽乗用車「タント」、3位は8月に一部改良したトヨタ自動車の小型車「ヤリス」と、トップ3の顔ぶれは10月と変わらなかった。
上位3車種に加え、日産自動車の小型車「ノート」やダイハツの軽自動車「ムーヴ」など8車種が大台の1万台を超えた。
自動車メーカーはロックダウン(都市封鎖)の影響で、中国工場の稼働停止や生産調整などを余儀なくされている。全軽自協は「ダイハツが(中国)工場の稼働を停止しているなど、各社でふたたび生産停滞の懸念がある」と指摘。自販連も「不透明な状況が続きそうだ」とみている。
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日刊工業新聞 2022年12月07日