セブン―イレブン、平均日販がついに70万円乗せへ

コンビニ業界前人未踏、入れ立てコーヒーなどカウンター販売が好調

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セブン―イレブンでは商品開発に拍車をかけている
 セブン―イレブン・ジャパンは2016年2月期の既存店平均日販が70万円の大台に乗る見通しだ。関係筋が明らかにした。入れ立てコーヒーや独自開発のドーナツなどカウンターで販売する商品がプラスオンした格好で、コンビニエンスストア初の70万円乗せとなる。日販の高低は加盟店の募集の際の一つの指標となる。今後日販の引き上げのハードルは高くなるが、出店拡大に弾みをつける効果がありそうだ。

 セブン―イレブン・ジャパンは既存店の平均日販は公表しておらず、基本全店ベース。3期前の13年2月期の全店平均日販は66万8000円、14年2月期は66万4000円、15年2月期は65万5000円と全店ベースでは表面上、漸減傾向のようにみえる。

 これはここ数年の1500店以上の大量出店した新店が、既存店よりも平均日販が低いためだ。開店から1年以上を経過した既存店は着実に平均日販を伸ばしている。前期は69万円台とみられるが、今期はさらに上乗せした格好だ。既存店平均日販の原動力になったのが、入れ立てコーヒーのヒットや、ドーナツの導入など。

 既存店売上高は15年12月まで41カ月連続で前年同月比が増加しており、既存店の平均日販が伸びていることを裏付けている。現在、業界2位のローソンの15年2月期の全店平均日販は53万3000円、3位のファミリーマートは同50万8000円だった。
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日刊工業新聞2016年2月3日生活面

COMMENT

 セブン―イレブンでは既存店ベースの日販は発表しておらず、公表されているのは全店ベースで数字になります。全店ベースだと分からない既存店の動向ですが、着実に伸ばしていることが改めて分かった格好です。70万円乗せはなんといっても入れ立てコーヒーやドーナツなど、カウンター商材がけん引役になっています。外食市場の商材を取り込んだ次の商品開発が気になるところです。

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