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2輪車死亡事故ゼロへ、ヤマハ発動機が紹介した「技術」の中身

安全ビジョンを発表
2輪車死亡事故ゼロへ、ヤマハ発動機が紹介した「技術」の中身

安全ビジョンを発表する日高社長

ヤマハ発動機は、2輪車の安全ビジョンを発表した。同社が掲げる50年に2輪車の交通死亡事故ゼロの目標達成に向けた一環。「技術」「技量」「つながる」を3本柱とし、「事故のない社会」の実現を目指す。

11日の記者会見で日高祥博社長は、安全ビジョンを明確にした理由について「世の中のライダーと一体となって死亡事故を減らしていきたい。そのための共通認識として重要」と説明した。

技術面では、世界初のミリ波レーダー連携の前後連動ブレーキシステムなどを紹介。感知した情報を基に、前走車との車間に対してライダーのブレーキ入力が不足している場合、前後配分を調整しながらブレーキ力を自動アシストする。

同機能を搭載した大型2輪車「TRACER(トレーサー)9 GT+」は、13日までイタリア・ミラノで開催中の「EICMA 2022(国際モーターサイクルエキシビション)」に出展している。日本では23年夏以降に日本国内で発売する予定。

日刊工業新聞 2022年11月12日

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