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清潔な「柔道畳」でオリンピックを目指せ!

タバタが従来より10倍以上の減菌速度の製品を発売
 タバタ(堺市西区)の柔道畳「柔道部物語」は安心・安全・清潔を追求した。神戸製鋼所の高機能抗菌メッキ技術「ケニファイン」を活用して抗菌性を高めたほか、独自開発の芯材を使い衝撃吸収力を高めた。消費税抜き3万7000円の競技用など4種類がある。

 ケニファインの採用で従来技術の10倍以上の減菌速度と、50%以上のカビの生成抑制能力を実現した。さらに多くの貫通した穴を持つ芯材により衝撃吸収力を同社従来製品比、約17%向上。競技者の感覚を損なわないよう従来の素材を使いながら高機能・低価格な製品に作り上げた。

 タバタは中小企業に大手企業の特許活用を促す近畿経済産業局や堺市のスキームを使って開発を推進。14年度には「堺市ものづくり新事業チャレンジ補助金」の支援も受けた。田端雅司社長は「高い衝撃吸収力は競技中の事故を防ぐ。オリンピックでの採用を狙いたい」と意気込む。
日刊工業新聞2016年2月1日 新製品フラッシュ
明豊
明豊 Ake Yutaka 取締役ブランドコミュニケーション担当
高校時代の柔道の授業は臭さとの戦いだった。最近は柔道着も臭くないのだろうか。

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