ENEOS・ホンダなど共同出資会社、電動2輪の充電インフラ普及へ一手
Gachaco(ガチャコ、東京都港区、渡辺一成最高経営責任者〈CEO〉)は、電動2輪車向けに交換式電池のシェアリングサービスを始めた。東京都と連携して電池を充電、交換できる機器を都庁前に設置した。電動2輪車の活用では航続距離の長さなどが課題となっており、新サービスで充電インフラの普及に寄与する狙いだ。
ガチャコは、ENEOSホールディングスとホンダなど国内2輪車メーカー4社が4月に設立した共同出資会社。同サービスには、ホンダが開発した電池交換機「パワーパックエクスチェンジャーイー=写真」と交換式電池を用いる。電動2輪車ユーザーは、同交換機で充電された電池と使用済みの電池を交換することで、充電を待つ必要がなくなる。
東京都は都内で販売する新車の2輪車を2035年までに全て非ガソリン車にする予定。達成に向けた取り組みの一環として、ガチャコの電池交換機を設置した。
日刊工業新聞 2022年11月02日